発展しているようでやはりカオスなマレーシア(1)
7月末に5日間ほど、マレーシアの友達に会ってきました。
マレーシアでは、一人バックパッカーをしたというよりも、
その友達に車でいろんなところに連れて行ってもらったという感じ。
クアラルンプールの郊外にあるクランという街に住んでいて、
基本的にずっとそこに滞在していました。
マレーシアはタイやベトナム、カンボジアに比べて観光地という観光地は少ない国ですが、雰囲気はそれらとはかなり異なりフラフラしてると面白い点も多いと思います。
もっとも特徴的なのは人種構成でしょうか。
マレーシアの基本情報から見てみましょう。
なんかの授業みたいですが、今後の旅行記もこのスタイルにするかは未定です。笑
マレーシアの基本情報
外務省より情報を仕入れてきました。
面積:日本の約0.9倍
人口:約3000万人
首都:クアラルンプール
民族:マレー系(約67%)、中国系(約25%)、インド系(約7%)
言語:マレー語、中国語、タミール語、英語
宗教:イスラム教(61%)、仏教(20%)、キリスト教(9%)、ヒンドゥー教(6%)
こんな感じです。民族、言語、宗教を強調しましたが、これらはすべて異なる文化が共存していることを示している数字であると言えるはずです。
僕の友達は、中国系なのですが
民族によってライフスタイルも違うという話を聞きとても興味深かったです。
多言語を操るマレーシア人たち
映画館に行くと、マレー語、タミル語、英語の字幕が流れるそう。ちなみに映画は500円もしないそうで羨ましい限り。
中華系マレーシア人の言語能力がハンパない
中国系の、特に若者は、3から5言語ほど操ることができます。
まずは中国標準語。
これは家や中華系の学校で使う。
次にマレー語。
公用語なので日常生活で使用する。
英語。
マレーシアの経済は、マイノリティの中華系が担っている。中華系の人々は教育熱心で幼い頃から英語の教育を受けている。ラジオやテレビも英語の放送を聞く。
そして、
中国の方言。
広東語や福建語、台湾語などなど。親や先祖の地元の言葉を家で使うことも多く、主体的に中国語の勉強をしている人(友達の妹はそうだった)は複数の方言を自然に操ることができるほど。
英語も韓国語も不自由は僕からしたら、複数の言語を自分のものにできるなんて夢のような話に思えてしまいますが、環境がそうさせるのでしょう。
自分の身を置く環境というのは、何事においても重要かもしれません。
マレー系マレー人はムスリム
ラマダーンと呼ばれる、イスラム教の断食文化は知っていますでしょうか。
断食の期間は、日が出ている間、つまり、日の出から日没まで食事を摂ることができない。ただ、夜の間は食事を摂ることができるので完全なる断食というわけではありません。
友達から面白い話を一つ聞いたのシェアさせていただきます。
あるマレー系の親子がマクドナルドの席に座っていました。食事に手をつけず、じっとしているので、変だと思っていたら、ふとした瞬間に食べ始めたそうです。
そうです。日没の時刻を待っていたのだそう。ラマダーンの時期はそんな光景が見られるのか!と。
なんか「待て!」をさせられている犬のようで可愛いですが、一緒に暮らしている人々皆が同じ文化を共有しているわけではないので、問題もよく起こるそう。
ラマダーン期間中の人の前で、美味しそうにごはんを食べてたら喧嘩になったりとか。
まだまだ、マレーシアの暮らしに関する知識は乏しいですが、
もっと知れたら面白いと思いました。
やっぱり留学中でも、人種で固まってしまう傾向があるし、
それは言語なのか見た目なのか、
異なる文化圏に住む人々と共同生活を送ることへのヒントが隠されているような気がします。
日本も国際化国際化とうるさくなってきましたし、外国人が入ってくるなかで
それに対してどう向き合っていくのか。国家や企業だけでなく、個人レベルでも考える必要があると思います。
今回はこのくらい。
遊びに行ったところについてもちょっくら書いていきたいと思います。