さもみた!

I'm a thermometer.

1年の初めに1年の振り返り方を学んだ

2017年になって一週間が経った。

さっぱりと一年のスタートを切りたかったけども、

まだだらだらと2016年を引きずっている感じだ。

 

例年に増して楽しかったことも多かったはずなのに、総じて悲しい年だったと振り返ってしまうし、その悲しさから抜け出せていない。一年という短いスパンを振り返ると、楽しかったこと嬉しかったこと悲しかったこと寂しかったことムカついたことが様々なタイミングでごちゃ混ぜに入り組んでいることがわかる。楽しかった思い出と悲しかった思い出に時期的な差はほとんどないから、楽しかったことを振り返ると、「ああ、その頃こんな悲しいこともあったな」と考えてしまうのだ。昨年は僕にとって、辛い思い出が痛烈だったから、今はそういう風に一年をまとめてしまうのかもしれない。

 

友人たちのフェイスブックの投稿を見ていても、ポジティブに一年を振り返っていて(ポジティブを装っているだけかもしれないが)、「いい年だったんだなあ。いいなあ。」と少し羨ましい気持ちになる。正直、留学も経験したし、僕にとって特別な一年だったので、文章をこしらえて多少の報告をしたかったのだけれど、どうしてもネガティブな感情が沸き起こって、読み手が不愉快に思うものしか書けそうになかったので断念した。

 

そんなこんなで、静かに年末年始を過ごしたわけだが、2017年は辛いことがあってもなんとかポジティブに終わりたい。感謝して終わりたい。そんな気持ちがあった。

 

いろんな人の投稿を見ていく中で、「七味五悦三会(しちみごえつさんえ)」という風習?について知った。


「七味五悦三会(しちみごえつさんえ)」とは、江戸時代の風習で、

除夜の鐘を聞きながら

- 今年食べて美味しかったもの7つ、

- 今年楽しかったこと5つ、

- 今年会えてよかった人3人

を家族と話しながら1年を振り返るというものだ。もし全て満たされたならば、「良い年だった」として、その年を終えるのだ。

 

これは本当に良い風習だなと思った。ただ1年を振り返るんじゃなくて、ポジティブな枠を作ってその中で1年を振り返るのだ。家族と一緒にやるのもまた良いところだと思う。まだやってないけど、生きていることに感謝できそうだなと、ブログを書きながらふわっと感じている。(美味しかったもの、会えてよかった人はちゃんと考えてなくても両手に収まらない数が出てきそうだ。楽しかったことが微妙かもしれない...でもちゃんと振り返ることはしない。去年のことは。)

 

もし、2017年を「七味五悦三会」に倣って振り返るならば、今から時間を無駄にはできないと思わされた。昨年のことでくよくよしているのも、ほどほどにしなければ...

2017年が「七味五悦三会」を思い浮かべるのに困らない年になったら嬉しい。

前を向いて歩こう。